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代表者挨拶



2020年 年頭所感 改めて始める

株式会社山田組
代表取締役会長

山田厚志

 新しい年、2020年が始まりました。
昨年まで同様に本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 皆さんご存じの通り、今年の干支は「子(ね)」です。年頭にいただいた年賀状の多くに愛らしいネズミの画像や力作の絵が登場していましたし、好むと好まざるにかかわらず、この小動物は昔から私たちの暮らしに近い存在だったのでしょうね。
 この「子」、干支の上ではどんな意味を持つのでしょうか?
 以下は大半がネット情報であり、残りの僅かの理屈は私の独断です。初笑いのつもりでご一読いただければ幸いです。


十干十二支(じゅっかん・じゅうにし)

 一口に「子年」といっても「干支」の二文字のうしろの「支」の部分を表しているにすぎません。「支」は「子丑寅辰…」と十二あって、時刻や方角を表す語だといわれています。一方、「干」は「甲乙丙丁…」と十あって、数や木・火など元素を表す語だといわれています。

 「干」と「支」、この二つの語を合わせて「十干十二支」。十と十二の最小公倍数は60になりますから、60年に一度(つまりは還暦はここからきている)だけ同じ組み合わせとなります。では2020年の「干」と「支」の組み合わせはどうなるかといえば、60年前の1960年以来の「庚(かのえ)」と「子(ね)」、合わせて「庚子(かのえね)」と、なるそうです。

 1960年とは私が生まれて6年目。いわゆる「60年安保」のこの年の我が国は、まだまだ戦後復興の最中とはいえ一定の生活水準に到達して、4年後には東京オリンピックを迎える新たな経済発展の端緒の年といっても間違いではないようです。

 一方、今年2020年はといえば、国民の生活水準は60年前とは比較にならないほど向上しました。私たち建設の世界から見れば、社会資本整備の進捗具合は途中で山谷ありながらも着実に充実して、その一つの結実が二回目となる東京オリンピックの誘致・開催であると考えると、なんだか時代もスパイラル状に上昇回転しながら「還暦」を迎えた感があります。

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「庚子(かのえね)」」は、「改めて始める年」

 さて、そこで今年の干支である「庚子(かのえね)」が示す意味について、です。 「子」を「ねずみ」と考えると、冒頭に記したように私たちにはとても身近な小動物ですが、易学などの世界ではこの「子」、「新たに事を始める」の意があるようです。ちなみに時刻でいえば「子の刻」は真夜中の11時から1時の間」。まさに一日の始まりの時です。

 一方、「庚」の方は諸説ありながら共通しているのは「物事が満ち足りる」の意ということです。考えようによっては「終息する」という先の見通しがない語にも思えますが、どうやら「達成して次を待つ状態」の意が強いようです。私はこちらの説を採りたいと思います。

 以上から私流の解釈をすれば、2020年「庚子」の年とは、「改めて始める年」であるということになります。「改めて始める」、まさに建設の世界でも当社においても実にタイムリーな表現であることに驚きます。その理由を以下に述べます。

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メンテナンスの時代

 先にも述べましたが、この60年間の我が国の社会資本整備の充実ぶりには目を見張るものがあります。今では私たちが当たり前に利用している鉄道・道路をはじめさまざまな社会資本を次々と完成させてきた先人諸氏に心から敬意と謝意を表するほかありません。

 こうして築き上げられた社会資本が数年前から本格的な維持更新の時代に入ったことはご存じの通りです。当社が本社を置く名古屋市でも、たとえば上下水道の布設率はほぼ100%となり、年々「改築工事」と呼ぶ既設管の補修更新事業が増大してきました。市内に架かる橋梁の補修工事も進んできました。つまりは「物事が満ち足りて改めて始まって」いるのです。この潮流を見逃しては会社の発展はおろか存続も危うくなります。

 幸い、当社の状況を見ると1970年代から取り組んできた「埋設管路の非開削による補修更新工事」が、今まさに実を結んで最盛期を迎えつつあります。これは多額の設備投資をして人材も育てて今日まで頑張ってきた社員・OB全員の努力の賜物です。当社はしっかりとこの財産を生かして、これから続くメンテナンスの時代にさらに貢献できるよう研鑽を続ける所存です。

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新しい船長のかじ取りによる新たな船出

 最後に、文字通り「改めて始める」を示す当社の「変化」についてご紹介して拙文の筆を置くことにします。

 昨秋、私は当社社長の席を山田洋二郎に継承しました。この1月で33歳になる若いリーダーを得て、わずかの間に組織は再び活性化した感があります。これからの時代を気力・体力・知力ともはるかに私に勝る社長の下で「改めて始めて」欲しいと強く願っていますし、必ず成果を出す社長であり組織であると信じて、私はその下支えに徹するつもりです。長年にわたって私にいただいたご支援・ご厚情を、今後はどうぞ若い社長に頂戴することをお願いして、この年頭所感も今回でひとまず幕を下ろしたいと思います。

 長い間、拙文にお付き合いくださって、誠にありがとうございました。

 本年が皆様方にとっても明るく希望に満ちた一年となりますように。
(2020.1.3記)

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