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保有工法



TAACS 河川環境創造に役立つシミュレーションソフトウェア

4.事例紹介2―Mダム貯水池堆砂の予測

1.Mダム貯水池の概要 
 TAACSを用いて、彎曲部を持った横断方向に河床が著しく変化する河道、または人為的に水制を設置したりあるいは河床を掘削した場合に 「河道の流れ」「河床変動」がどのように変化するかを解析した事例を紹介します。

 Mダムの河床変化と水位の相関関係を図4−1に示しました。この図から分かるように、河床高の上昇は速く、貯水域の減少が著しくなります。Mダムは、非常に細長い貯水池形状をしています。貯水域の延長は14km、河幅は上流域で100〜150m、 中流域で200〜300m、下流域で400〜500mになります。しかも、途中には何ヶ所もの彎曲部があり、一方では水裏部となる小さな谷や支川の合流部などもあります。しかも彎曲部や水衝部の河床はところどこと洗掘されています。以上のことから、Mダムの堆砂は流動的な土砂と言えます。したがって、人為的に河床を浚渫する前に、その影響を予測するための手法を用意する事が必要です。

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2.計算条件と結論 
 計算に最大流量6,600m3/sを用い、24時間後の河床変動結果は図4-2のようになりました。侵食断面と堆積断面は明らかになり、図4-3と一致しています。
1) この計算値により今後大洪水あるいは河床の経年変化は予測できる。
2)Mダムの管理、浚渫効果に根拠を提供し、治水・利水の面で大きな効果がある。
3) 既に完成されたダムを延命することにより、新たなダム開発の需要を抑制し、環境負荷を減少させる効果がある。

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