山田組の保有工法

山田組の保有工法

 株式会社山田組は、▶︎パルテム工法(管更生工法) ▶︎非開削ガス管埋設工法 のような非開削工法(地面に大きな穴を掘らない施工方法)の特殊工法を保有しております。
 日本中の地中を網羅するように敷設されている上下水道管やガス管は、その多くが高度経済成長期に新造されたものであり、現在、長い年月を経て多くの管が老朽化による寿命を迎えております。
 こうした埋設管の老朽化は、破損や変形につながり、やがて周辺の地盤沈下や陥没を引き起こしますが、現在では寿命を迎える管に対してその更新が追い付かず、大きな社会的課題となっております。
 更新が追い付かない一因として、特に都市部において、従来の上下水管やガス管だけでなく、電気や光ファイバー等の他の地中埋設配管が増加があります。
 こうした箇所では従来の開削工法(地面に穴を掘り管を出し入れする工法)では、入替対象の管が、他の埋設管や埋設物と干渉してしまい、掘削や埋戻が困難となっている現場も少なくありません。

工法1工法2

 そのような現場では、作業従事者は他の管を傷つけないような特に慎重な作業を強いられます。当然、作業従事者の精神的負担の増加、作業効率の低下による作業日数の長期化、経費の増加による工事の高コスト化等の問題が発生します。万が一、誤って他埋設管を傷つけてしまった場合は、当該埋設管の機能停止を招いてしまうリスクも抱えております。
 その点において、当社が保有する非開削工法は、管上の地面全てを掘削しなくても、ピット(立坑)やマンホール(人孔)を利用して管の敷設や更生をすることが可能です。
 他の埋設管や埋設物との干渉が起きないため、地中状況の影響を考えず施工することができます。

 また、従来の開削工法では、対象管の埋設位置によっては車両通行止めや大規模な規制が不可欠なケースがあり、深刻な交通渋滞など生活の支障が避けられない場合があります。
 この点においても、当社が保有する非開削工法は、ピットや立坑以外は道路を占有する必要がないため、地上は施工ヤードを除いた大部分が車両が通行可能で、施工による生活への影響を最小限に抑えることができます。
 こうした都市部における非開削工法の重要性の高まりに対し、当社はいち早くから着目しており、工法の黎明期から自前の施工機材や特殊車両を調達し、当社直営の作業員による非開削特殊工法の施工を積み重ね、その技術を習熟させて参りました。
 今日ではこの工法における施工実績、作業員の経験や技術は業界トップクラスであるとお客様から高い評価を受けており、全国から施工依頼を頂戴しております。