▷SZ工法

非開削管更生工法(パルテム工法)

SZ工法

SZ1

 SZ工法は、マンホールを利用して下水道管内にSZライナーを引込み、空気と蒸気とでライナーを拡張・加熱して既設管の中に自立管を形成する工法です。管内に形成されたSZパイプは、優れた耐久性、耐薬品性を有しています。

 

引込工程

SZ1

ウインチでSZライナーを下水管内に引き込みます。

 

拡張・加熱工程

SZ1

SZライナーの端部にSZシーラ-を取付け、圧縮空気によりSZライナーを管内に圧着させます。
圧縮空気を蒸気に置換することによってSZライナーを硬化させます。

 

穿孔工程

SZ1

SZパイプでふさがれた取付管孔を穿孔機で穿孔します。

 

SZ工法の特長
強靱なFRP管の中に形成
SZライナーは既設管の中で硬化してFRP管になります。SZパイプは、薄くても下水道用硬質塩化ビニル管と同等以上の単独管強度を有しています。このような強じんなSZパイプで既設管の若返りを図ります。
新管と同等以上の流下能力
SZ施工後は下水道管の内径は減少しますが、SZパイプの内面は平滑であり、粗度係数は0.010以下ですので、施工後の流下能力は新管と同等以上と考えられます。
コンパクトな設備で確実な施工
SZ工法は既存の人孔を利用して施工できるため、大規模な掘削やそれに伴う交通規制の必要がなく、短時間でロングスパンの施工ができます。
本管と取付管とを単独管でつなぐSZ-B工法
SZーB工法は、ツバがついたSZーBライナーで下水道本管から取付管口(本管と取付管との接合部)と取付管とをライニングする取付管ライニング法です。硬化したSZーBパイプは単独管としての強度を有しています。SZーBライナーには伸びのある材料を使用していますので、曲管部でのシワを非常に小さくライニングできます。
安定した品質
SZ工法用樹脂は下水道用に特別に開発されたものを使用していますので、形成されたSZパイプは耐久性、耐薬品性に優れています。また、SZライナーはきびしい品質管理のもとで生産されており、その品質は安定しています。